2007.04.20  失言
言葉を覚えたばかりに生意気になった

冗談を覚えたばかりに笑えなくなった

今度は沈黙についても学ぼうと思った


2007.04.20 
もう 一緒でいいですか

別に 一緒でもいいですか


みんな 別々なのですね


世界の人口は何人だったかな

今日は人の気配がありません


2007.04.20  人間不信力
もちろんフィクションと思っていました


疑いから入っていく方だから 



2007.04.20  本当のこと

嘘でも励まされる時があるんだよ

嘘を聞きたい時が 本当にあるんだよ


2007.04.18  つながり
つながり方はいつだって難しい


2007.04.18  自戒
まったく同じ言葉を
僕が言ったとしたら
どうでしょうか


ごめんなさい

くだらない考えですね


2007.04.18  マイナー
マイナーもいいな


 透明人間のファインプレーのように

 マイナーな星の中でも僕らは必死です


2007.04.18  来客
訪問者よ
 どうぞ読者でありますように


2007.04.17  そんな愛し方
何にもならないものをこそ僕は愛す


2007.04.15  解釈
きみについていったのではない


2007.04.15  事情
僕のすべてがここにある

   そう言っていたあなたは

   いますべてを失ったのかもしれない


 僕は何も知ることができません



2007.04.15  言う人
言われなくてもやるんだけどね
 言われた途端テンション下がるよ

言わないとスルーされると思って
 その前に言うんだろうけどね

言われなくても 僕やるんだけどね
 ありがとう って 言ってくれたから許す


誰ひとり微笑まぬ詩を
僕は投じなければならない

そうして冷たい風の中で
また次の詩を
書き始めなければならないのだから

いつか
誰かひとり

誰かひとりが

本当に 微笑んでくれるのかもしれない


2007.04.11 
地球は未だに鏡を知らない


 だから人は 見つめ合わねばならない

 だから人は 教え合わねばならない


2007.04.11  読み書き
読者のように期待を抱こうじゃないか

作者のようにタネを蒔こうじゃないか


僕らはどちら側にもなれるじゃないか



2007.04.11  四季
季節のない星で 短歌を書きたかった


季節のない星で 季節を歌いたかった


季語のない星で 言葉に恋したかった


2007.04.11 
もっと早くに 引けばよかったのです


僕も そちら側に入れてもらえますか


そんな線は 本当はいらないでしょう


2007.04.10  あーそうか
既に登録されています
 既に追加されています
  既にあなたは持っています
    既に
      既に
        既に
          既に


2007.04.10  変身
元々何でもなかったものが元何とかとか呼ばれて


2007.04.10  共感
うれしい顔をみて嬉しくなった

かなしい顔をみて悲しくなった

何気ない顔をみて何か想った


2007.04.09  浦島太郎
浦島太郎みたいだ

 その意味は だいたい100通りくらいあった


 だんだん増えていくみたいだよ


2007.04.08  意味
何の意味があるんだって
 
      お思いでしょう


 意味について考える時

   僕らはいつもおかしくなるね


2007.04.05  クレヨン
クレヨンに 触れて知れよ

  クレヨンで オレを塗れよ

    クレヨンと 折れて散れよ


2007.04.05  親切なひと
比喩の道を迷い込むように
三丁目の中に僕は迷い込んだ


みんなでわけて食べようか


おばちゃんが提案する



その声のようにアイデアも温かく
場所柄さえも超越している


ここはどのあたりかな


おばちゃんに聞いてみよう
おばちゃんなら


きっと教えてくれる
2007.04.05  動体心理
動いているものは動いていないように見える


2007.04.04  静寂の言葉
無数に飲み込んだ言葉を

 静寂と片付けないで

 沈黙と 名付けないで

みんな

  苦しかったのだから


2007.04.03  生なる詩
一言できみを生に向かわせたかった


2007.04.01  大嘘つき
自分に嘘はつけない
 今日最初の嘘だった

 詩の中で 僕は随分嘘をついた


2007.04.01  日々のうた
当たり前のように毎日歌がある
 うたう歌があって聴くうたがある

 肋骨に近い場所にある